未経験者・初心者に教えたい、投資を続けるコツ!
Q 投資を始めた初心者時代の自慢エピソードを教えて!
A 投資開始後1年以内に資産を倍以上にできたこと!でも…
株式投資を始めて1年以内に資産を倍以上にしました。ちょうどインターネットバブルが始まった頃の時期で、インターネット企業の展示会に出かけて、有望そうな会社をみつけては買いました。その成果が出たのです。
でもまあインターネットバブル期だから成功したのであって、インターネットバブルが崩壊し始めると、すべてが逆回転を始めました。
Q 投資を始めた頃の失敗談&教訓を教えて!
A 専門家の楽観発言を信じて大損失を出してしまった…
インターネットバブルが崩壊し始めても、株式評論家たちは口当たりのいいコメントしかしませんでした。「もうすぐこの崩壊は終わるでしょう」「来年には株価が復活するでしょう」などなど。自分は都合よくそれを信じてしまいました。結果は倍以上に増えた資産を全て失い、さらに損失を出してしまいました。この経験でいくつかの教訓が得られました。
・いつまでも同じ手法が通じるとは限らない(地合い=そのときの相場の状態に依存するので変わった時に手法を休止する勇気)。
・どんなに業績が良い株であったとしても、市場全体が暴落すると、有無をいわさず巻き込まれる。
・株式評論家は「分かりやすく語るプロ」であって、彼らの予想を妄信してはならない。
Q 投資未経験者・初心者は、まず何から始めるべき?
A 少額でもいいのでまずは「株主」になり、勉強代を払おう!
なにはともあれ、実際に一通り売買してみて「経験」を積んで欲しいです。株を保有している時と保有していない時では株価に対する関心度と、気持ちに大きな変化が出るためです。対象となる銘柄は良く知っている商品やサービスを提供している会社がいいでしょう。株数は最低限で構いません。投資した会社がどんな状況になったときに株価はどう反応するのか。じっくりと観察してみてください。
正直、最初の投資は損する確率が高いとは思います。もしくは、最初は得しても、そこで調子に乗って痛手を受けることでしょう。それでいいのです。勉強代を払わずに上達するのは、ごく限られた一部の天才以外にはありえません。上達したら十分に取り返せますので、投資成績に焦ることはありません。
そういった経験から、自分は何を学ぶことができたのか見えるものがあると思います。そこを突き詰めるのです。ファンダメンタル投資、テクニカル投資、イベント投資、デイトレード等、自分が熱意をもってやれる分野で、あらゆる知識・経験を吸収していくのです。調べたいことがたくさん出てきて、楽しくて、きっと寝る時間も惜しくなるでしょう。じきに投資成績が伴ってきます。
ここでの注意点ですが、くれぐれも投資の失敗を自分以外の何かに責任転嫁しないでください(政治、株式評論家、インフルエンサー、書籍、大株主、機関投資家など)。他のせいにした瞬間に思考停止となり学ぶものを失います。永遠に上達の道は閉ざされます。
Q これから投資を始める人に向けて、投資方法のアドバイスを!
A 常識を守って損をする9割の中に入ってはいけない!
普段の生活において「常識」は重要視されます。それを守らないと命の危険があるからです。「風邪をひいたら無理しない」、「寝たばこはしない」、「料理中は火から目を離さない」などなど。
でも株式投資の世界はちょっと違うと感じています。「常識」をやりつつけると、大損は避けられるでしょうけれど、ゆっくりと損をし続けることになると感じています。株式投資は「1割が得をして残り9割りが損をする」と言われています。多分その理由は株式投資でよく言われる「常識」を9割の人がそのまま利用しつづけているからだと自分は思っています。
「株式投資における常識は全てが疑わしい」。そう意識するだけで見えてくるものがあると思います。そして疑わしい部分が何なのか、なぜそういうことが常識として広まっているのかが経験から理解できたとき、きっと大きな成長を見せることでしょう。