最長老の米国株インデックスファンドが設定されたのはいつ?
解答:3. 2009年
現在の人気ぶりを見ると意外に思われるかもしれませんが、日本の投資信託市場における米国株式インデックスファンドの歴史は、実はさほど古くありません。
最も長い運用実績を誇る「SMTAMダウ・ジョーンズ インデックスファンド」は、リーマン・ショック以降に誕生したほか、S&P500指数連動型に至っては、2013年9月設定の「iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド」(ブラックロック)が第1号です。
ちなみに、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は2017年9月、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は2018年7月の設定と、いずれも運用を開始してからようやく3~4年が経過したところです。
このように、米国株式インデックスファンドは、短期間のうちに人気が加速したため、ファンドも投資家も、「リーマン・ショック級」とまではいかないまでも、株式市場の急落や停滞局面をまだ経験していません。
今、世の中には米国株式インデックスファンドの情報があふれ返っていますが、古くから海外ETF(上場投資信託)などを活用していた、ごく一部の方を除けば、日本において、実際に米国株式インデックスファンドだけで資産を「作った」といえる長期資産形成の「第1期生」はまだいないはずです。