連載回数、600回を迎えました!

 はじめに、皆さまにお伝えしたいことがあります。

 今回のコラムで連載回数が600回となりました。足掛け12年の長期にわたり連載を続けてこられましたのも、たくさんの読者の皆さんのご支持・応援があったからこそです。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 これからも、読者の皆さんと同じ「個人投資家」の立場から、有益な知識・情報の提供に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

米国株投資の際の税金の基礎知識を身につけましょう

 個人投資家の皆さんの中には、米国株に投資している、という方も多いのではないでしょうか。

 今では、楽天証券をはじめ、ネット証券でも多くの銘柄が取り扱われていて、気軽に米国株に投資できる機会が増えました。

 ところで皆さんは、米国株の税金の取り扱いについてはご存じでしょうか。日本株と同じ点と、異なる点がありますので、この機会に米国株の税金の基礎知識をつけておきましょう。

何が異なる?日本株と米国株の税金の取り扱い

 日本株と米国株との税金の取り扱いで大きく異なるのは、「為替差損益」と「外国税額控除」「配当控除」です。

 これらを含め、譲渡損益(売却損益)と配当金に分けて解説していきます。

 配当金の扱いは少々複雑なので、次週に詳しくお伝えします。

 なお本コラムでの解説は、日本国内の証券会社を通じて、米国株を取引した場合のものです。米国の証券会社を通じて取引した場合の扱いは、これとは異なりますのでご注意ください。