見ないより見た方がよい情報とは?
個人投資家はなかなか株式投資に時間を充てることができないのが実情のため、ひとまずはサマリー情報をチェックしておけばなんとかなります。
ただ、余裕がある方は、サマリー情報の次に掲載されている、「経営成績等の概況」も読んでおくとよいでしょう。ここには、当期の経営成績や財政状態、キャッシュ・フローの状況や、来期の業績の見通しについての文章が書かれています。サマリー情報を見ただけでは分からない、業績などについてのより詳細な情報を得ることができます。
また、セグメント別の業績についての記載もあります。セグメントには「事業別セグメント」と「所在地別セグメント」があります。
「事業別セグメント」では、どの事業がどれだけの利益を上げているかが分かるので、その企業がどんな事業で稼いでいるのか、などを知ることができます。
「所在地別セグメント」は、地域別の売上や利益が記載されています。日本国内、米国、欧州、アジア…それぞれの国や地域ごとに、どのくらいの売上や利益があったかを知ることができます。
企業のことをより深く知ることが、IR情報活用の第一歩です。企業の最新の業績や財政状態、そして今後の見通しを知るために、決算短信を上手に活用しましょう。
≫足立武志のIR特集1を読む
≫足立武志のIR特集3を読む
【ご注意事項】
IRに関する記事は、楽天証券が特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。IRに関する最新情報は、各企業のホームページをご確認ください。