第5位はいちごホテルリート投資法人。Jリーグの年間約1,000試合を対象にした観戦チケット抽選の応募権利が優待内容です。試合日ごとにJ1、J2、J3それぞれ1試合ずつ、何度でも応募できます(同一日程での当選は1試合のみ)。
この7月末の投資主は4カ月後の11月の試合の抽選から半年間、応募できます。Jリーグファンにはたまらない優待ですが、現在はコロナウイルス感染症対策による入場制限などもあって、チケット入手スケジュールがタイトになっています。
第6位は『肉のハナマサ』などを展開するJMホールディングス。7月の年1回、100株保有で、鶏の国産ムネ肉2kgや豚バラ、豚切り落とし各340g(前期実績)がもらえます。
食品系優待の中でもボリューム的に突出しており、家族で数日間にわたって楽しめる食材は家計にとっても大助かりです。
第7位はヘルスケア&メディカル投資法人。1月、7月末の年2回優待で、同リートが保有する介護付き有料老人ホームなどの無料体験入居(1泊2日食事つき)や入居一時金の割引などの株主特典を受けられます。
第8位は園芸用品のタカショー。1月と7月の年2回優待で、7月は100株以上の保有で、株主特別販売カタログとオリジナルカレンダーが発送されます。
1月末の「タカショー・プレミアム優待倶楽部」のポイント進呈は、500株以上が取得条件。500株では3,000ポイントがもらえ、各種商品と交換可能です。
緊急事態宣言が外食産業に直撃。優待株には正念場の夏に
7月優待の権利付き最終日となる7月28日(水)は、予定では東京五輪の真っ最中(※5月26日時点)。
水泳男子200mバタフライ決勝や柔道男子90kg、女子70kg決勝などが行われることになっています。ただし、五輪開催には国内に反対意見も根強く、事態は流動的です。
今回、紹介した鳥貴族ホールディングスをはじめ、外食産業では長引くコロナ禍の影響で、前期・今期決算の業績下方修正が相次いでいます。
緊急事態宣言の延長や解除後の感染再拡大が続く懸念もあり、飲食チェーンなど個人消費頼みのビジネスモデルが多い優待株の株価動向にも注意が必要です。
コロナワクチン接種の拡大で、年後半には感染拡大が収束することを願ってやみません。