永久じゃない?投資信託

 投資信託は中長期投資を前提とした金融商品です。しかし、すべての投資信託が永久に存続できるというわけではなく、一定のタイミングで寿命を迎えるものも多く存在します。

 このように、投資信託が運用を終了することを「償還」といいます。投資信託の償還が決まると、運用会社が信託財産を精算し、販売会社を通じて保有口数に応じた償還金が保有者(受益者)に返還されます。

 さて、この「償還」には、あらかじめ設定されていた期限で償還される「満期償還」と、この期限から前倒しで償還される「繰上償還」の2種類があります。

 原則は前者の満期償還ですが、投資家の支持を集められずに恒常的な資金流出が続いたり、運用成績が振るわずに純資産残高が減少し続けたりすると、後者の繰上償還によって強制的に運用が終了してしまうことがあります。

 では、ここでクイズです。○か×でお答えください。

クイズ信託期間を「無期限」としている投資信託は繰上償還の対象とならない。