1.ヴァルカン・マテリアルズ(VMC)
建築に使用される骨材メーカーの大手。骨材とは、コンクリートやアスファルトを作る際に使う砂利や砂を指す。これから右肩上がりに拡大するような市場ではなくて、この業界は経済の拡大期に需要が増えて業績が大きく拡大しやすい。
同社には、すでに新型コロナの影響緩和と経済回復の恩恵がでてきている。直近の決算である2021年1-3月期は調整後EPSが47%増益となり、市場予想を56%上回った。一部の地域の天候不順があったものの、会社側は「住宅建設が加速を継続しており、幹線道路の着工も増加し始めた。」と発言している。また、「昨年延期された仕事のいくつかもスタートした。」と述べており、コロナ禍後の環境が追い風になっている状況。販売価格の上昇やコスト削減も進んでおり、通期でも2桁増益が予想されている。