前日(10月18日)の市場概況

ドル/円:2週間ぶり113円台へ

 ドル/円は大幅上昇。10月6日以来となる113円の大台を回復しました。安値は東京時間につけた112.13円で、この水準が堅いと見ると、欧州時間から急速に反発して112円台後半へ。NY時間にはさらに113.04円まで値を伸ばしました。終値は112.925円(前日比+0.729円)。(チャート1)

 

 

ユーロ/ドル:1.18ドルに戻す

 先週1.1879ドルをつけてから下落傾向が続くユーロ/ドル。この日も売りが先行して1.1730ドルまで安値を更新しましたが、そこから反発して1.1805ドルまで戻しました。(チャート2)

 

 

ユーロ/円:1週間ぶりの133円台へ

 ドル/円、ユーロ/円が共に上昇したことで、ユーロ/円は大きく上昇。131.96円から133.27円まで戻しました。(チャート3)

 

 

ポンド/ドル:英国指標発表後に上下

 ポンド/ドルは、経済指標の発表後に1.3210ドルまで跳ね上がりましたが、すぐに売りが優勢となり1.3139ドルまで下落。ただその後は、ドル売りの流れのなかで徐々に戻しました。(チャート4)

 この日発表された失業率は予想通りの低水準を保ち、BOE(英国中央銀行)の11月利上げを妨げるものではありませんでした。しかし全体としては、最近の英指標にBOEが引き締めサイクルに入るほどの強さは見られず、またブレグジット交渉の不調も気になります。中期的なポンド安傾向は続きそうです。

 

 

ポンド/円:149円台へ

 ドル/円が113円台へ戻したことでクロス円も全般的に買われ、ポンド/円も、147円台後半から149.12円まで大きく上昇しました。(チャート5)