「失われた20年」から「復活の20年」へ

 平成元年(1989年)は、日経平均が史上最高値(3万8,915円)をつけた年です。まさに、「バブル崩壊」「失われた10年」といわれる1990年代がスタートしたところでした。平成に入って最初の10年・20年は、「失われた10年」「失われた20年」と言われます。ただし、今振り返ると、その時に行った構造改革によって、日本企業は復活しました。

平成・令和の日経平均推移:1988年12月末~2021年3月(8日)

出所:楽天証券経済研究所が作成

 平成最後の10年間(2010~2019年)は、構造改革の成果によって、日本企業が新たな飛躍を始めた時と考えています。令和の最初の10年(2020~2030年)は、その成果を刈り取っていくタイミングと考えています。日本株は、失われた20年の後、復活の20年に入っていると考えています。

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