米国高配当株1:デューク・エナジー(DUK)

 1904年に設立された全米最大の電力会社です。時価総額は約680億ドルで、日本円で約7兆円となっています。

事業の注目ポイント

 再生可能エネルギーの拡大と二酸化炭素排出量の大幅な削減を行っており、2050年までに二酸化炭素排出量をゼロとする目標を設定しています。

 特に、太陽光発電、風力発電、バッテリーエネルギー貯蔵システム、マイクログリッドなどのクリーンエネルギーに注力するなどの活動により、全世界で323社のみ選ばれているダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)に15年連続で選出されています。

株式の注目ポイント

 2007年から増配中です。また、94年間連続で四半期ごとに現金配当を行っています。

 株価についても、新型コロナウイルスの発生以降、下落する局面もありましたが、既に2020年年初近辺の水準まで戻っています。

 ESG(環境・社会・ガバナンス)銘柄への投資が広まってきていることもあり、今後も株価は堅調に推移するのではないでしょうか。

業績動向

 2020年11月5日開示の四半期決算は、EPS(1株当たり利益)は市場予想を上回りましたが、売り上げは市場予想を下回りました。しかし、決算を受けての株価の大きな変動はありませんでした。

 次回は2月18日に四半期決算の開示予定ですが、EPS・売り上げともに前年同期比を上回る予想となっています。

 もし市場予想を上回る決算であれば、上場来高値を超す可能性もあり、注目です。

注意点

 新型コロナウイルスの影響によるエネルギー需要の低下と、米国の長期金利上昇による配当銘柄への影響には注意が必要です。

株価動向、配当利回り紹介

配当:3.86ドル
配当利回り:4.19%
株価:92.11ドル(約9,500円)

権利落ち日は2月11日(権利実施日は3月16日)です。
配当は3.86ドル、配当利回りは4.19%、株価は92.11ドルで約9,500円から購入できます(2021年1月18日時点)。
2018年以降の株価最高値は102.43ドル、最安値は64.15ドルです(終値ベース)。