3.ウォルト・ディズニー

 ウォルト・ディズニー(DIS)は、テーマパーク閉園の影響を受ける一方で、公式動画配信サービスである「Disney+(ディズニープラス)」が急速に拡大しています。会社側は、12月2日時点で「Disney+」の加入者数が8,680万人まで増加し、2024年までには、2億3,000万人~2億6,000万人まで拡大する見通しを公表しています。コロナ禍の終息に備え話題作りにも積極的で、足元では、公式YouTubeチャンネル「Disney Parks」を利用して、ディズニークルーズラインに追加する新しいクルーズ船のお披露目映像を公開しました。ディズニーは、オンライン動画を活用して自らの訴求力を高める取り組みを進め、コロナ禍の逆境をチャンスに変換しているように見えます。

4.チポトレ・メキシカン・グリル

 オーガニックのメキシカンフードを提供するチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)も、業績拡大が期待できる銘柄です。同社の強みは、ブリトーやボウルなど、手早く食事ができる商品を値ごろな価格で提供する点にあります。コロナ禍で店舗閉鎖を余儀なくされましたが、急速にオンライン販売を伸ばすことに成功し、2020年12月期通期は増収で着地する見込みです。人件費などがかさみ、利益は落ち込む見込みですが、2021年12月期は増益が予想されています。去年、大幅に上昇する局面がありましたが、足元の株価は調整局面にあり値ごろ感があります。

<チポトレ・メキシカン・グリルの株価チャート>(日足、1月5日まで)

出所:楽天証券ウェブサイト