2月、3月の優待最盛期はセットで考えて計画的優待取り

 2月、そして、続く3月は優待株の数が非常に多いので、選ぶのに困ってしまう、という人も多いはずです。

 2月優待に関しては、イオンをはじめ、欲しい人には絶対欲しい年2回優待が多いため、そういった銘柄は頻繁に売買するよりも、黙っていても優待権利が取得できるよう長期保有に徹するほうが、気がラクかもしれません。

 一方、クオカードや図書カード優待、「この優待、今度試したいな」というものに関しては、優待権利付き最終日を前に短期売買もしくは現物買いと信用売りをともに行うクロス取引(つなぎ売り)を使って資金効率よく取得する、というのもいいでしょう。

※つなぎ売りの注意点について詳しくは、楽天証券ウェブサイト『リスクを抑えて株主優待を獲得する「つなぎ売り」について』をご覧ください。

 昨年2020年は2~3月に株式市場がコロナショックに見舞われ、優待目的で買った株が大きく値下がりして多額の含み損を抱えてしまった優待投資家が多かったかもしれません。2021年は春先に向けてワクチンも徐々に供給・接種されていくはず。優待株の多い外食、小売り、アパレル関連株は「コロナ克服後の復興需要」に少しは期待が持てる状況になるでしょう。

 優待ももらえて、しかも業績復活で株価も反転上昇という、最も幸せな優待株投資が復活することに期待したいです。