優待券はぜひ使いたいと思うものから選ぶ
人気の優待券に、外食業の「食事券」があります。有効期限がついているのが普通ですから、使わずに失効してしまえば、メリットを得られません。
人気の株主優待券ですと、ネット上、あるいはチケットショップで売却できる場合もありますが、かなり割引されます。500円の食事券が400円で売れれば、良い方です。500円の券が300円、あるいは、250円でしか売れないこともあります。あまり人気のない優待券は、買い取りするチケットショップがないこともあります。
株主優待割引券(たとえば1割引券)は、売れない場合が多いので、自分で使う以外に、メリットを得られないことが多いといえます。
航空会社(JALやANA)の株主優待割引券は、現在、コロナ危機で需要が縮小していて価格が下がっていますが、コロナ前までは好人気でした。自分で使わない場合は、ネットで売却できます。ただし、売却金額は、自分で使う場合に得られるメリット額より小さくなることがほとんどです。
航空優待券は、その時々の需給によって価格が変動します。供給が増えるとき(優待券が株主に贈られるとき)に下がり、旅行需要が増えるときに上がる傾向があります。
ネットで「株主優待券 売却」と検索すれば、さまざまなチケットショップが出している買い値を見ることができます。近所にチケットショップがあれば、直接行って、売り値や買い値を問い合わせることもできます。今は、航空優待券は、人気がないために、価格がかなり低くなっています。
人気の株主優待割引券でも、有効期限までの期間が短いと、売れないことがあります。使うあてがない場合は、早めに売却した方がいいと思います。