相関係数:ビットコイン、イーサリアムと天然ゴムの相関係数が比較的高かった
相関係数は、2つの銘柄の関係性を数値化したもので、+1と-1の間で決まります。+1に近ければ、2つの対象物の関係は正(連動するように動いていること。相関)、-1に近ければ、関係は負(正反対に動いていること。逆相関)、0に近ければ2つの対象物は、関りがないこと(無相関)を意味します。目安は、以下のとおりです。
相関係数の見方は、以下のとおりです。
0~+0.3(-0.3):ほぼ無相関 |
以下は、2020年10月1日から26日の、ビットコイン、イーサリアムと、他の銘柄の相関係数です。
図:ビットコイン、イーサリアムと、各種銘柄の相関係数 (2020年10月1日から26日)
この期間、ビットコイン、イーサリアムと天然ゴムの相関係数が、比較的高くなりました。天然ゴム価格とビットコイン価格が、同じような波で上昇したことを示しています。
ただし、天然ゴムの上昇の主因は中国経済の回復期待、ビットコインの上昇の主因はペイパルのサービス拡大であると考えられることから、相関係数が高いからと言って、2つの銘柄が同一の要因で動いているとは限らない点に、注意が必要です。
図:ビットコインと天然ゴムの価格推移
次は、ペイパルの株価とビットコインの価格の推移を確認します。