5-7月期決算発表。営業赤字拡大を嫌気して、株価下落

 パーク24(4666)の株価は9月16日、前日比126円(6.7%)下がって、1,759円となりました。15日に発表した2020年5-7月期決算で赤字額が2-4月期よりも拡大していたことが嫌気されました。コロナ禍で、時間貸し駐車場やレンタカーの利用が減少したことが影響しました。

パーク24:過去4四半期の営業損益

出所:同社決算資料

 ただし、新型コロナウイルスが収束すれば、駐車場の利用が回復し、さらに、カーシェア事業の成長が続き、いずれ最高益を更新していくとの見方は変わっていません。株価が下がっている今が、買い場と判断しています。

「時間貸し駐車場(Times)」および「カーシェア」で国内トップのパーク24は、シェアリングエコノミー【注】関連の成長株として、高く評価しています。

【注】シェアリングエコノミー
 乗り物・住居・家具・衣服や各種サービスなどを単独で所有せず、多数の人間が共有(シェア)して利用すること。または利用する仕組み。自動車をシェアするカーシェアリング(カーシェア)・住居のシェア(シェアハウス)、自動車の相乗りサービス(ライドシェア)のほか、さまざまな共有サービスが生まれ、グローバルに拡大している。

 カーシェア事業はコロナ禍のもとでも好調です。短距離の移動に利用する人が増加したため、7月の売上は前年同月比+7%まで回復しています。新型コロナウイルスが収束したあと、パーク24は、駐車場で安定収益を稼ぎつつ、カーシェア事業で利益を成長させていくと予想しています。