上昇ピッチが速すぎたナスダック・ハイテク株。目先はスピード調整か

 GAFAM(グーグル・アマゾン・フェイスブック・アップル・マイクロソフト)と言われるナスダック上場の大型ハイテク株に、世界中の投資資金が集中していました。時価総額2兆ドル(約212兆円)を超えたアップル株が、あたかも小型株のように軽く急騰していたのは、ややスピードが速過ぎたと考えられます。

米アップル株価:2019年12月31日~2020年9月4日

注:アップルは2020年8月31日に1対4の株式分割を実施。これで、見かけ上の株価はそれまでの4分の1に低下。上記の株価チャートでは、分割を考慮して過去の株価を修正済

 これで、スピード調整は済んだとは、とても考えられません。ナスダック上場の主力ハイテク株はしばらく、スピード調整が続くと考えられます。