【1時限目】30代ならあと20年以上あることを考えて!

篠田:前回のマネ活投資塾での解説前に、白鳥さんが考えたiDeCoでの投資プランを教えてもらっていいですか?

 

 

白鳥:株などの投資ってワクワク感があるし、夢があるから憧れちゃうんですけど、失敗したときのことを考えると怖い。だから、最初は、絶対に目減りしない「元本確保型」一本でいこうかなぁと思っていたんですよね。

 でも、聞いてみたら、元本確保型は銀行の定期預金と同じでほとんど増えないばかりか、物価が上がれば相対的に目減りしてしまうこともありえるし、元本変動型と組み合わせられるって言うじゃないですか。定期預金もいいけど、ちょっと頑張って投資してお金を動かすようにしたほうがいいのかなーって考えるようになりました。

篠田:意識が変わってきたんですね。

白鳥:ただ、今回、コロナ騒動で随分株価が下がったりして、友人なんかも「今、投資して大丈夫!?」と心配するんですよね。

篠田:そうですねぇ。確かに、リーマン・ショックや東日本大震災、今回のコロナ・ショックなど、何かあると価格がガクッと下がってしまうのが投資の怖いところではあります。でも、このグラフを見ていただけますか。

 一時的にガタガタと上がり下がりはありますが、全体的に見てどうでしょう。

白鳥:あれ、緩やかに上昇傾向にありますね。

篠田:そうなんです。短期的には「上がった!」「下がった!」と一喜一憂してしまいがちですが、長い目で見ればきちんとなだらかに上昇していることがお分かりいただけると思います。投資信託で長期投資が重要なのは、こうした理由からなんです。特に、白鳥さんの場合、iDeCoで貯めた資金を受け取るまでまだ30年前後も時間がありますよね。そう考えると、なだらかに上がっていくだろうと期待できる商品を探してみてはどうでしょうか?

白鳥:なるほど~。焦ることなくどっしりと構えて、商品を持ち続けていくことが大切なんですね。

篠田:人生が山あり谷ありなのと同じですね。

白鳥:ずっと上がり調子、ということはないですものね~。そっか、株も人生も一緒か~。感慨深いなぁ。