お金をふやしたいけど「投資」って難しそうでよくわからないし、失敗したら損しちゃうのが怖い! という多くの日本人女性を代表して、節約のカリスマ たんぽぽ白鳥久美子さんが、投資について知らないこと、知りたいことを先生に聞いてみる!というこの企画。楽天証券経済研究所の窪田先生に直撃! 素朴な疑問から、聞きづらい話まで。「白鳥さん! よくぞ聞いてくれました!」が満載です。
【入門】投資とは!?!?何からはじめたらいいのかわからないんです
投資って、バクチと一緒ですか?
白鳥:実は以前から投資に興味があったんですが、どうやってはじめたらいいかわからなくて…。難しそうだし、損をしてしまうかもしれないという怖さもあり、なんかバクチっぽい感じかなぁと思いまして。
窪田:そうですね。「何を買ったらいいか」の前に、まずは投資をすべきかどうかの心構えについてお話しします。
白鳥:まずは投資の前段階が大事ってことですね! 実は「オリンピックが終わったら不景気になるよ。手を出しても損をするだけだから、株は今はやめておけ」と、多くの人から言われていて、結局手を出せていないんです。
窪田:なるほど。でもね、景気は循環するものです。景気が少し悪くなると、弱気の人が増えます。逆に景気が良くなると強気になる人が増えます。
私は、25年ファンドマネージャーをしていたのですが、弱気な人が多いときに株を買い、強気な人が多いときに株を売る、という運用方法でした。それが上手くいき、約1,000億円以上のお金を預かって日本株の投資をしていました。
白鳥:!! 景気が悪くなるときに、買うんですか?
窪田:先のことは断定できませんが、日本株は今、配当利回りから見て割安。私は買ってもよいと思います。
白鳥:東京オリンピックが景気に与える影響については、先生はどのようにお考えですか?
窪田:2008年の北京オリンピックの後、中国景気が悪化したため、オリンピック後の景気を警戒している人もいます。ただ、「オリンピック」と言っても実際はたった17日間ほどのスポーツの祭典。オリンピックだけで景気が決まると思っていません。私は、アメリカや中国の景気が堅調を維持し、日本の景気は少し持ち直すのではないかと考えています。
あえていうなら、オリンピックに向けてプロジェクトが進められている建築土木業界では、一時的な需要の低下があるかもしれません。
白鳥:ほっ。そうなんですね! オリンピック後にガクーンと不景気になるのでは…。と必要以上に不安になっていました。先生、ありがとうございます(笑)。