優待内容を見てみよう

 そのあとは、優待内容を確認しましょう。でも、おトクな優待で決めるのは、要注意。株主優待投資での一番のリスクは優待廃止です。優待廃止にならないような銘柄を探すコツをお伝えします。

 業績が落ち込み、株価も低迷している多くの外食銘柄ですが、自社運営店舗に少しでも足を運んでもらいたい、優待を使っても自社の味を楽しんでほしいと思っている企業は多いはず。

 店舗の業態も今までお酒メインの夜営業のみのお店が、ランチを開始したり、デリバリーやテイクアウトを始めたりと、コロナ禍でより使いやすくなっていると思います。少しでも来客を増やしたい外食銘柄は優待廃止のリスクは少ないのではと見ています。

 また、優待内容が自社製品の詰め合わせなども廃止リスクが少ないと思います。そもそも自社製品を優待にしている会社は、それ自体が「販売促進活動」でもあり、売れ筋や新製品が入っていることで、実際の店舗で購入してくれる可能性は高まります。そもそもファン株主であるなら、持ち株の会社を応援するためにライバル会社の商品は買いませんよね。