2:投資資金を用意。振り込みで証券口座へ入金

 ネット証券の場合、投資のためのお金は、証券口座に入金してからFX口座に振り替えするほか、振り込みでFX口座へ直接入金することもできます。

 ちなみに金融機関から他行宛に通常の振り込みをすると、振込手数料がかかることが多いですが、インターネットバンキングでFX口座へ入金するときは、ほとんどの場合が無料です(金融機関の店頭振り込みを使う場合は有料)。しかもそのネット証券が提携する金融機関なら即時入金が可能なので、振り込み手続きが完了したら、FX口座ですぐに入金を確認できるはずです。

3:通貨ペアを決める

 FX口座を開設して準備ができたら、まず、取引する通貨ペアを決めます。通貨ペアとは、売買する2国の通貨の組み合わせです。

 一番なじみがあって、情報が得やすいのは円と米ドルの通貨ペアかもしれません。「今日の東京外国為替市場、円相場は1ドル=110円……」というような為替相場の情報はニュースなどでよく見聞きしますよね。

 円と米ドルの取引をするときは、「米ドル/円(USD/JPY)」などと表記された通貨ペアを選びます。円とユーロなら「ユーロ/円(EUR/JPY)」で1ユーロ=130円というように1通貨当たりを円で買う場合、いくらになるかが表示されています。

 外貨預金の場合は、まず円で外国通貨を買うことからスタートしますが、FXの場合、ドル安円高が続くと予想するなら、米ドルを持っていなくても、米ドル/円「売り」で取引がスタートできるのが特徴です。

 通貨ペアを決めたら、投資額を決めて注文を入れます。