気になるあの本をチェック!
いちばんカンタン つみたて投資の教科書
答えてくれた人
あさ出版 編集部 財津勝幸さん
著者ってどんな人?
森永康平さん
金融教育の会社を経営し、若手の経済アナリストとしていま大注目の森永さん。お父さんはテレビでおなじみの、やはり経済アナリストの森永卓郎さんです。
まだお若いのですが、証券会社や運用会社にてアナリスト、ストラテジストとしてリサーチ業務に従事した後、インドネシア、台湾、マレーシアなどアジア各国にて法人や新規事業を立ち上げ、各社のCEOおよび取締役を歴任し、現在は複数のベンチャー企業のCOOやCFOも兼任しているすごい方。執筆に、経営に、メディアにと超多忙な毎日を送られています。著書は『MMTが日本を救う』(新書/宝島社)や、父・森永卓郎との共著『親子ゼニ問答』(新書/ KADOKAWA) があります。
どんな人にオススメ?
将来のために投資を始めたいが、何からやっていいかわからない投資未経験者の方。または、とりあえず投資を始めてみたが、これでいいのかイマイチ自信が持てないといった投資初心者の方に超おすすめ。安全な資産を築くために「やるべきこと」「買うべきもの」「必要なメンタリティ」までイラストや図を使ってわかりやすく解説しています。
この本の、ここが読みどころ!
他のつみたて投資本と違うところは、なぜいまつみたて投資なのかを詳細なデータを使って解説しているところと、「いくらもうけられる」といったことではなく、経済の流れを見て、しっかりと地に足をつけ、現実的に、着実に、時間をかけて資産形成していく事が大事だと言っているところ。
言ってみれば経済アナリストならではの視点を大事にしているといった感じでしょうか。
とはいえ、入門書なので難しい内容ではないのがこの本のいいところでもあります。
巻頭のカラーページではつみたて投資の魅力をわかりやすくポイントのみ抽出して紹介していますし、文章も平易で読みやすく、極力難しい言葉を使わないように配慮されています。
まさにそれは、経済、金融という難しい内容を誰にでもわかりやすく伝えることで人気の森永さんだからできることなのかなと思っています。
これからの人も、すでに始めている人も、若者も高齢者も、男の人も女の人も、すべての人に読んでほしい。そんな一冊です。
編集者の制作秘話
実はこの本を企画したのはコロナがひどくなり始める2020年の2月のこと。不確実性の増す世の中で将来の資産形成について何もやっていない自分に不安を持ったのですが、とりあえず「つみたて投資」でも始めてみようかなと思ったのがこの本の始まりでした。
実際に自分で口座を開き(もちろん楽天証券さんです)、並行して本の制作を進めていったので、全くの初心者がこれなんだろうと思うようなことを森永さんに答えていただいた内容になっていると思います。
その点から言っても、投資の未経験者、初心者にはうってつけの一冊になっているのではないでしょうか?