株式併合による注意点

 株式併合により「単元未満株」が発生した場合は注意が必要です。

 株式市場では、個別銘柄は通常100株単位で取引がされています。この100株のことを「1単元」と呼びます。そして、この1単元に満たない株は、「単元未満株」と呼ばれ、株式市場で取引することはできません。

 例えば、みずほフィナンシャルグループ株を1,200株持っていたとすると、10株を1株にする株式併合により、120株となります。

 このうち、100株は「単元株」として証券取引所で売買できますが、残り20株は「単元未満株」となってしまいます。

 この単元未満株が発生した場合は、通常「そのまま持ち続ける」「単元未満株のまま売却」「単元株になるまで買い増す」の3つの対応となります。

 単元未満株になったとしても、そのまま持ち続けることはできますし、配当金をもらうこともできます。ただし、株主優待の「優待獲得株数」に達しない場合、優待がもらえなくなります。

 また、売却したい場合は証券会社が買い取りをしてくれます。買い増して単元株にしたい場合も、証券会社に連絡して買い増し請求を行います(買い増し請求は受け付けない場合もあるようです)。

 なお、単元株を購入して、保有する単元未満株の買取請求をおこなうことで、買増請求と同様の効果を得ることができます。
>>楽天証券よくある質問「単元未満株を買い増して単元株にすることできますか?」