コロナ感染症の直撃を受けている優待株、頑張れ!

 優待株には、居酒屋や外食チェーンの食事券優待をはじめ、小売・アパレル・旅行産業に属する企業が多く、新型コロナウイルスの悪影響が今後も懸念されます。

 優待目的で購入したものの、業績悪化のために株価が下落するリスクがある点には十分、注意しましょう。コロナ不況の直撃を受けて、やむを得ず優待を廃止したり、最悪、企業破たんが起こる可能性も十分に考慮しないといけない状況になっています。

 また人気の国内航空券割引優待のANAホールディングスが昨年3月末株主に贈呈された株主優待番号の使用期限を5月31日から11月30日まで半年間延長するなど、非常に多くの優待企業が優待券の有効期限の延長を発表しています。すでに優待券を持っている人は、優待の期限がいつまでなのか、企業のホームページなどで確認してください。

 株主優待制度はお得で素敵な優待品を通じて、会社と投資家をつなぐ機会を提供してきました。これまで私たちの生活をハッピーにしてくれた優待企業がなんとかコロナの苦境を乗り越えてほしいものです。