ネガティブ・ポジティブ両方の捉え方ができる
■(図2)日経平均(日足)とギャン・アングル(2020年4月30日取引終了時点)
次に、30日(木)の日経平均のローソク足の位置を上の図2で確認すると、ちょうどギャン・アングルの「4×1ライン」、そして、2月6日から3月19日の下げ幅の「半値戻し」のところです。2万円台に乗せながらも、ひとまず様子をうかがっている面もあるわけです。
また、30日(木)の日経平均の前日比の上昇率は2.14%ですが、同じ主要株価指数のTOPIX(東証株価指数)の上昇率は1.03%にとどまっており、日経平均先行型で上昇していました。そのため、連休を前にした売り方の買い戻しなど先物主導で動いていたと思われ、「足元の買いは長くは続かない」というネガティブな捉え方と同時に、「連休中の海外株市場が上昇する見込みが強いからこそ、買い戻しが入った」とポジティブに見ることもできるわけです。