妊娠出産でも治療や手術を受けたら高額療養費制度の対象に!

 基本的には妊娠出産は健康保険の適用外ですが、妊娠出産時のトラブルで治療を受けた場合や帝王切開の場合など、健康保険が適用される治療や手術を受けた場合には高額療養費制度の対象となります。高額療養費の申請を行うと数カ月後に支払った金額から自己負担限度額を差し引いた分が返金されます。事前に限度額適用認定証の申請をしておくと支払時に自己負担限度額のみの支払いで済みます。

働くママは傷病手当金がもらえることも

 ケガや病気により働けなくなった場合に、収入の67%程度が最長で1年6カ月、健康保険から傷病手当金が支払われます。働いているママの場合、重度のつわりや切迫早産などで休職した場合には傷病手当金の対象となります。

生命保険の保障内容を確認してみて!

 生命保険に加入している場合は、契約内容を確認しましょう。つわりや切迫早産などで入院した場合や帝王切開で出産した場合に入院給付金の対象となったり、契約内容によっては通常の出産による入院でも保険金の給付を受けられる場合があります。

 妊娠出産はお金がかかりますが、知っていれば費用を抑えることもできますし、申請すればもらえるお金もいろいろあります。賢く節約し、子どもの将来のために使えるお金を確保できるといいですね!