インデックスファンドの限界

 特定の株価指数に連動した運用成果を目指すインデックスファンドは、商品の分かりやすさとコストの安さから、近年、積み立てを中心に残高を伸ばしてきました。積み立てで長期投資を前提としているなら、時間分散効果が期待できるので、短期の値動きに過敏に反応する必要はありません。しかし、資金の性格によっては、インデックスファンドだけではなく、アクティブファンドにも目を向けた方が良い場合もあります。なぜなら、インデックスファンドには、株式市場が大きく乱高下するような局面でも、その値動きを受容するほかないという、商品性の限界があるからです。

アクティブファンドの「アクティブ」。真の意味とは?

「アクティブファンド」と聞くと、大きなリターンを取りにいくために積極的な運用をしている商品をイメージされる方も多いかもしれません。しかし、実態は少し異なります。

 資産運用の世界では、アクティブ運用の明確な定義は存在せず、一般的に、指数に完全に連動していない「非・インデックス型」の商品をアクティブファンドと呼んでいます。“Active”という英単語には「積極的」「活発」「能動的」などの意味がありますが、アクティブファンドの“Active”が意味するのは、運用の自由度の高さであって、必ずしも高いリスクを負って高いリターンを追求することだけではありません。