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9月26日は「権利付き最終売買日」。3メガ銀行の好配当に再注目!
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略〔平日毎朝8時掲載〕
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略をレポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者としての幅…

9月26日は「権利付き最終売買日」。3メガ銀行の好配当に再注目!

2017/9/26
・今日は、9月中間決算の配当金を受け取る「権利付き最終売買日」
・9月中間決算で配当金を出す予定がある「3メガ銀行株」に注目
・3メガ銀行株は「金利連動株」、近年はドル長期金利に連動
・銀行株への投資は、3メガ銀行に絞るべきと考える理由
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今日のポイント

・今日は9月決算の配当金を受け取る権利を得るための、最終売買日。今日買うと配当金を受け取る権利が得られる。
・3メガ銀行は、好配当利回り株として長期投資する価値が高いと考えている。3メガ銀行株は、米長期金利と連動する。米金融引き締めが続くと、株価に追い風。

今日は、9月中間決算の配当金を受け取る「権利付き最終売買日」

 今日(9月26日火曜日)は、9月中間決算の配当金を受け取る権利を得ることのできる最終売買日です。中間配当金を支払う予定のある銘柄を今日中に買い付ければ、中間配当金を受け取る権利が得られます。なお、明日(9月27日水曜日)買っても、9月中間配当金を受け取る権利は得られません。


 株は、約定日(売買を行った日)から3営業日後が、受渡日(株主名簿に搭載される日)になります。9月中間配当金は、9月末の株主に支払われます。9月末までに、株主名簿に載るためには、以下の通り、9月26日までに買う必要があります。
●9月26日買い付け → 9月29日受け渡し → 9月中間配当金を受け取る権利が確定
●9月27日買い付け → 10月2日受け渡し → 中間配当は受け取れない

 なお、9月末日は、中間配当を受け取る株主を確定するだけです。実際に中間配当金が支払われるのは、銘柄によって異なりますが、2カ月以上先になるのが、普通です。

 

9月中間決算で配当金を出す予定がある「3メガ銀行株」に注目

 本レポートで、繰り返しお伝えしていますが、私は、3メガ銀行株に「強気」の投資判断を継続しています。3メガ銀行は、いずれも、3月期決算企業で、9月決算で、中間配当金を出す予定があります。配当利回りが高めで、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)などの株価指標から見て割安なので、長期投資することで、資産形成に寄与すると予想しています。

3メガ銀行株の株価バリュエーション

コード 銘柄名 株価 配当利回り PER PBR 最少投資金額
8306 三菱UFJ FG 719.0円 2.5% 10.0倍 0.62倍 7万1,900円
8316 三井住友 FG 4,306.0円 3.7% 9.6倍 0.61倍 43万600円
8411 みずほFG 198.8円 3.8% 9.1倍 0.58倍 1万9,880円
注:配当利回りは、1株当たり年間配当金(中間配当金+本決算配当金:会社予想ベースを、9月25日の株価で割って算出。PERは、株価を、2018年3月期の1株当たり利益(会社予想ベース、三菱UFJは会社目標)で割って算出。最少投資金額は、9月25日の終値で、最少投資単位(100株)を買うのに必要な金額。 出所:楽天証券経済研究所が作成

 3メガ銀行について、短期的に株価が上昇することを期待しているわけではありません。好配当利回り株として長期投資することで資産形成に貢献すると、期待しています。最少売買金額が10万円以下の三菱UFJとみずほは、時間分散しながら少しずつ買い増ししていく方法も可能です。

 

3メガ銀行株は「金利連動株」、近年はドル長期金利に連動

 銀行株は、いずれも金利連動株です。金利が下がると、預貸金の利ざやが縮小するイメージから、株が売られます。金利が上がると、利ざや拡大のイメージで買われます。近年は、ドル長期金利との連動性が高まっています。

三菱UFJ FG株価とドル長期(10年)の動き:2015年12月28日~2017年9月25日
 

注:楽天証券経済研究所が作成

3メガ銀行株が、ドルの長期金利に連動する理由は、2つあります。

(1)海外収益を拡大している
 国内では長期金利がゼロまで低下し、預貸金の利ざやがかなり縮小しましたが、海外はまだ金利水準が高く、利ざやが厚いところもあります。3メガ銀行は近年、利ざやの厚い海外で与信を増やし、収益を拡大させています。特に、三菱UFJ FGは、海外収益の拡大で先行しています。米国は重要な収益源になってきているのです。こうした背景から、3メガ銀行の株価は、ドル金利の上下に連動するようになりつつあります。

(2)米国の銀行株に連動している
 金利が下がると売られ、金利が上がると買われるのは、日本の銀行株だけではありません。欧米の銀行株にも、同様の動きが見られます。米国の銀行株は、ドル長期金利に連動して動いています。

 外国人投資家は、日本の大手銀行株を、欧米の銀行株と同時に売買しています。ドル金利が上がり、米国の銀行株が買われるとき、いっしょに日本の銀行株も買われる傾向があります。

 先週のFOMC(連邦公開市場委員会:米国の金融政策決定会合)で、10月からきわめてゆっくりしたペースですが、量的な引き締めを開始することが決まりました。FOMCメンバーの予測(中央値)では、12月に再度0.25%の利上げが予想されています。

 ドル金利の先高感が続くため、日米とも銀行株が買われやすくなると考えています。

 

銀行株への投資は、3メガ銀行に絞るべきと考える理由

 円の長期金利がゼロまで低下したことによって、今後、国内商業銀行業務は、収益低下が続く見込みです。国内商業銀行業務にほぼ特化している地方銀行株は、配当利回りなどの株価指標で見て割安に見えても、投資は避けたほうがいいと考えています。

 3メガ銀行については、海外で収益を拡大していること、ユニバーサル銀行(証券・信託などの併営)で業務の多角化ができていることから、日本の長期金利がゼロまで低下しても、以下のように高収益をあげることができていることを、評価しています。

3メガ銀行の連結純利益

      (単位:億円)

コード

銘柄名

2017年
3月期実績

2018年
3月期予想

8306

三菱UFJ FG

9,264

9,500

8316

三井住友 FG

7,065

6,300

8411

みずほFG

6,035

5,500

注:三菱UFJは会社目標、他は会社予想
出所:2018年3月期予想は会社予想、三菱UFJのみ会社目標

 読者の方から、りそなHLDG(8308)(予想配当利回り3.5%)、三井住友トラストHLDG(8309)の投資判断について、どう考えるかという質問をよく受けます。この2行は、地方銀行に比べると業務の多角化ができているので、投資するのも悪くないと思います。ただし、3メガ銀行のように、海外収益の拡大ができていないので、3メガ銀行よりは、投資魅力が低いと考えています。


 なお、3メガ銀行の中で、投資魅力に順番をつけるならば、私の意見では、三菱UFJが一番魅力が高く、三井住友FGがその次で、みずほFGが3番目となります。海外利益の拡大が進んでいる順に、魅力が高いと考えています。

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