生き残れば夜明けは来る
ここまで厳しいことをお話ししてきましたが、それは株式投資という世界は弱肉強食の世界だからです。
株価急落で多くの個人投資家が痛手を負う一方、空売りにより利益を得た投資家も少なくありません。
また、株式マーケットは個人投資家だけでなく、外国人投資家やプロ投資家も一堂に集って売買・投資をする場です。アマチュアだからといって大目に見てもらえることは絶対にありません。
でも、生き残りさえすれば夜明けは来ます。筆者も、2008年のリーマン・ショックの時はルールを守らなかった結果、頭がクラクラし、食事が喉を通らないほどの損失を被りました。それでも所有資産の50%以内のダメージで済んだことで、その後の上昇相場で損失の何倍もの利益を取り戻すことができています。
もし今回の株価急落で大きな損失を被ってしまった方は、今は厳しいかもしれませんが、今後同じ轍(てつ)を踏まないための良い機会をもらったと思ってください。なぜ今回失敗したのかを分析し、それを繰り返さないようにすれば、間違いなく成功に近づくのですから。
株式マーケットは5年後も10年後も20年後も、きっと開いていることでしょう。その間には、利益を得やすいような環境も訪れるはずです。今回の下落で悔しい思い、つらい思いをしていても、それは良い勉強の機会だったのです。失敗を繰り返さないように株式投資を学び、あせらず損失を取り戻していきましょう。