株主優待で広がる世界
――株主優待からレッドカーペット! 他に株主優待でどんな楽しみがありましたか?
友達が増えました。女性を映画や食事に誘うとき、ストレートに「行きませんか?」と誘うと構えると思います。
――いろいろ考えますね。それに映画代や飲食代を負担してもらうのも悪いし。
でも「優待券の期限が近いので、使ってくれませんか」と誘うと……。
――「行きます」と答えやすいです。
男友達も同じですよ。おごられるのは抵抗があるけど、優待券を使うというのならいいかと思ってもらえる。友達が増えます。それに何よりも健康でいられます。
――優待券を使うために自転車で走り回るから運動になる?
それもあります。寒かったり暑かったりする日はうちにこもりたくなるものだけれど、優待券の期限が後押ししてくれるので、毎日のように外出しています。先日は寒さの中、マツモトキヨシ(3088)の優待券を使うために、普段は10本1,300円もする「グロンサン強力内服液」の特売品10本999円を買いに行きました。
それだけではありません。最近「ガッテン!」(NHK)で知って講演のネタにもしているのですが、寝たきりを防ぐためには体内の炎症を抑えることが大切で、カリフォルニア大学の教授の研究によると、人に親切にすると、体内の炎症を促す遺伝子の働きが抑えられることが分かったそうです。優待券を使って友達に映画や食事を楽しんでもらうという親切行為をすれば、寝たきりにならないで済むかも。株主優待で健康寿命を延ばせたりしてね(笑)
桐谷さんからのメッセージ
「逆境には常に利益の種子がある」
信用で多額の損も経験し、今は当時の損失を取り戻した桐谷さんが作った格言。
現在は、株主投資でタネをまいて、育つのを待つ「草食投資(長く保有し優待品を楽しむ)」を行っている。
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