普段何気なく受け取っている配当金ですが、実は配当金には2種類あります。
もし「資本剰余金からの配当金」を受け取ったら、要注意です。
配当金には2種類あった!
株式投資をする上で楽しみの1つが配当金。不思議とボーナスやお小遣いをもらったような気分になる方も多いのではないでしょうか。
配当金には、「利益剰余金」を原資とするものと、「資本剰余金」を原資とするものがあります。大部分は利益剰余金を原資とするものです。この場合は何か特段注意する点はありません。
しかし、時たま出現する、資本剰余金を原資とする配当金を受け取る場合、いくつか注意しなければなりません。
資本剰余金を原資とする配当金とは何か
通常、配当金は企業が獲得した利益の一部を分配する、という位置づけです。もう少し正確に言えば、過去に獲得した利益の蓄積である「利益剰余金」の中から配当金が支払われる、というものです。
しかし、利益剰余金ではなく、いわば資本金の余りである「資本剰余金」を使って配当を出すことも認められています。
そのため、それほど頻繁ではありませんが、資本剰余金を原資とした配当金が支払われるケースがあります。
例えば、最近では下記の企業が資本剰余金を原資とした配当をおこなっています。
・スペースバリューホールディングス(1448)
・新日本科学(2395)
・メディアスホールディングス(3154)
・エムアップ(3661)
・エアトリ(6191)
・キュービーネットホールディングス(6571)
・システムソフト(7527)