「コア・サテライト戦略」も大いに検討の余地あり

 資産運用の世界では、「コア・サテライト戦略」というものがあります。投資資金の多くはインデックス・ファンドなどで長期分散投資をして安定運用を目指し、残りの投資資金で個別株や高金利通貨ファンド、テーマ株ファンドなどリスクの高い運用を行うというものです。

 筆者は、このコア・サテライト戦略をベースにして、一人一人のリスク許容度や資産運用にかけられる時間や努力、知識などに応じてコア部分とサテライト部分のパーセンテージを調整していけばよいのではないかと思っています。

 一般的にはコア部分(インデックス・ファンドなど)を70~80%、サテライト部分(個別株)を20~30%程度としているようですが、これにこだわる必要はありません。

 筆者は、インデックス・ファンドに長期分散投資するよりも大きなリターンを目指しており、長期分散投資に全幅の信頼を置いていません。そして筆者のやり方であれば個別株で長期分散投資以上のリターンを獲得できる自信があります。

 筆者の場合、コア部分はせいぜい5~10%程度で、ほぼ全てがサテライト(個別株運用)という形です。

 資産運用の知識がなく、勉強や個別銘柄を選別する時間も取れない方は、100%をコア運用としても良いと思います。多少リスクを取った運用もしたいが、それだけだと怖いという方はコア50%、サテライト50%でも良いのではないでしょうか。

 2020年、読者の皆様が株式投資、資産運用で成功することを祈念しております。