北朝鮮がまたミサイル発射
2017年9月15日(金)掲載分より
朝のランニングから戻ってきたら、まさに北朝鮮のミサイル発射のニュースが。ちょうどGlobexのオープンとも重なったのですが、ゴールドは1,330ドルを回復、現在は1,333ドル近辺で推移しています。
他国の上空にミサイルを発射するなんて、もはや「戦争行為」以外の何ものでもないですよね。そして下記のようなことを国営放送で放送するような国に対して「最も強い言葉で抗議する」しかないというのがもどかしいですね。「抗議」を聞き入れるような相手ならそもそもこんなことしませんよね。
“The four islands of the archipelago should be sunken into the sea by the nuclear bomb of Juche. Japan is no longer needed to exist near us.” “Let’s reduce the U.S. mainland into ashes and darkness. Let’s vent our spite with mobilization of all retaliation means which have been prepared till now.”
何度も言っているように、この国がこのまま存在して好き勝手をやっている限り、「今、そこにある危機」は続きます。何も解決してないのにゴールドを売るのは間違っていると思いますよ。
ドル買い戻しにゴールド下落
2017年9月14日(木)掲載分より
日替わりで上がったり下がったりですが、昨日はドルが戻した分ゴールドが下がる日でした。そのほか、特に大きなニュースはなかったようです。ドル円という観点からはやはり107/108円あたりは買いだったようですね。
円安でもゴールド戻し
2017年9月13日(水)掲載分より
国連安全保障理事会での北朝鮮に対する制裁強化決議が、当初期待されたほどのきつい内容にならなかったことから、ドル買い、円売りが進み、ドル円は110円台まで上昇しました。
月曜日は利食い売りで反落したゴールドでしたが、ドル高にもかかわらずニューヨーク後半には見直し買いが入ってきています。けさ今しがたのGlobexのreopeningでは一時1,337ドルをつけ、昨日の安値からは10ドル以上の上昇、円建てでは50円の上げとなりました。ふくれた投資家ロングからのポジション調整があっても、やはり危機が去ったわけではなく、すぐに買いは入ってきます。
パラジウムの動きが激しいですね。それだけ高値圏にあるのは確か。需給の深刻な問題と、それにのった投資家の売買が値動きを激しくしています。
ドル買い・ゴールド売りでポジション調整
2017年9月12日(火)掲載分より
週明けは、これまでのドル売り、ゴールド買いの巻き戻しの動きとなり、ドルの買い戻し、ゴールドの売り戻しで始まりました。
週末に恐れていた北朝鮮の建国記念日でのミサイル発射がなかったこと、ハリケーン「イルマ」の威力が警戒していたほどではなかったことなどから、とりあえずの利食い売りが出ているものと思われます。
また、ゴールドの投資家ポジションも先週の発表の数字(火曜日時点のもの)が872トンまで増えており、おそらく先週後半には1,000トン近い数字になっていたのではないかと思われます。1,000トンは歴史的に見て、ゴールドの投資家ポジションの天井となってきている数字で、ロングがほぼほぼお腹いっぱいになっていたとも思え、まさに内部要因的にもポジション調整の売りが出やすいところにきていたのかもしれません。
ただ、円建てではゴールドは逆に若干の上昇、ドル安のほうが大きいですね。世界の不安材料はまだ何も解決したわけではないので、現在はポジション調整だと思います。
土曜日のコモディティフェスティバルで今買うとしたら何を、と聞かれて、「米ドル」と答えました。108円や107円の円高はやはり円が買われすぎ。共演した為替の和田仁志さんもおっしゃっていましたが、このレベルでの日本の機関投資家からの円買い需要も強いようです。やはりそういった需要がドル円の下値を支えているのでしょう。長期的にもこのレベルのドルは、買いたいと思います。