本日朝(9月15日)の市場概況

Jアラート発令、ドル/円は109円台へ

 日本時間朝6時57分頃、再び北朝鮮がミサイルを日本上空に向けて発射。日本政府はJアラートを発令し、ドル/円は一時109.54円まで急落しました。ほどなく110円台に戻したものの、神経質な取引が続いています。(チャート1)

 米国と中国は面子を潰された格好になり、トランプ大統領が軍事的圧力を強める可能性も高まりそうです。週末そして東京市場が休みになる月曜日は、地政学リスクによる相場の大きな変動に十分注意する必要があります。

 

前日(9月14日)の市場概況

米CPI強く、ドル/円は一時111円台

 NY時間のドル/円は乱高下。米8月CPI(消費者物価指数)が予想を上回る強さとなったことで、110円台半ばで取引されていたドル/円は、8月4日以来の高値となる111.03円まで跳ね上がりました。しかし、北がミサイル発射準備をしているとの報道で、110.05円へ下落。またも111円台の滞在はごく短時間に終わりました。その後は引けまで110円台前半の取引を続け、終値は110.26円(前日比-0.196円)でした。(チャート2、3)
 

 

今日の注目指標:米小売売上高

 

 前日発表された米国のCPIは、予想を上回る強さとなりました。米国を襲ったハリケーンが燃料価格を押し上げているため、消費者物価指数は強含みで推移すると思われます。

 本日はCPIと並んで重要な小売売上高が発表されます。この指標は、米国GDP(国内総生産)の7割を占める個人消費の動向を探るうえで重要な指標です。


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