本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは110.29円
↓下値メドは107.88円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
円安終了?
ドル/円110円はやっぱり遠い
ドル/円が週明けの海外市場で急落。東京時間には109.73円まで買われて下半期の高値を更新、110円台も見えていたのですが、NY時間に発表された11月の米製造業ISMが予想以上に悪化したことでマーケットの雰囲気が一転。トランプ米大統領がブラジルとアルゼンチンから輸入する鉄鋼とアルミニウムに追加関税を課すと発表したことも楽観的ムードを消し、NY株式市場でダウは大幅下落。ドル/円は108.93円まで急落しました。マーケットは、貿易戦争による米景気減速を心配し始めました。
RBA(豪準備銀行)は今日、2019年最後の会合を開き、政策金利を発表します。政策金利は0.75%に据え置きの予想。
ロウRBA総裁は、債券購入などの量的緩和政策の導入について、政策金利を0.25%まで下げる状況になったら検討するとの見解を示しました。ただし、政策金利がそこまで低くなる(ほど経済が悪化する)ことはないだろうと。この発言は、慎重ながらも豪経済の先行きに楽観的と受け取られました。
しかし、豪ドルの反応は限定的。ロウ総裁の見解を信じているわけではなく、政策金利は来年前半中に0.25%まで下がると予想しているからです。
12月の豪ドル/円相場は、豪ドル高(円安)、豪ドル安(円高)のどちらへ動くでしょうか?
11月の豪ドル/円の高値は75.67円(11月07日)、安値は73.36円(11月14日)、でした。11月の値幅は2.31円。10月の終値比で0.75円、豪ドル安/円高が進みました。
12月のピボットは74.32円。まずは、ピボットを基準にして、相場がどちらを向いているかを判断します。豪ドル/円が74.32円より上ならば豪ドル高(円安)が優勢、下ならば豪ドル安(円高)が優勢だなと大まかなトレンドを確認したうえで、買い、売りの戦略を立てます。
11月の豪ドル/円は、安値(73.36円)まで下げた後、今はほぼ半分まで戻している状況です。11月の中心値は74.52円(高値・安値の50%)。このレベルを超えて上昇するようになると、豪ドルの売り勢力が弱まり、徐々に豪ドル買い勢力が優勢になってくるでしょう。そうすれば、次のターゲットは11月高値75.67円。75円半ばから76円にかけての売りゾーンは重そうです。
反対に豪ドル/円が74円台を維持できずに下落した場合、最初の注目レベルは11月安値の73.36円。72円台のサポートが抜けると、10月安値71.73円がターゲットになります。
豪ドル/円の詳しい位置情報は「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
2日のドル/円のNY市場終値は108.97円
29日の終値に比べ0.50円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
大半のトレーダーは長い年月と失敗を経て初めて、物事を単純に保ち、基本を見失わずにいるのかがどれほど大変な事かを思い知る - タートル流投資の魔術
各国・各通貨トピックス
ドル:
トランプ大統領、電子タバコ禁止に後ろ向き。大統領選の影響を懸念か
トランプ大統領夫妻、フロリダ州で有権者登録
米国議会、中国の脅威という点においては意見が一致
ユーロ:
フランスが12月5日にストライキ。年金改革に抗議
ラガルドECB(欧州中央銀行)総裁「ECB政策枠組みの見直しを近い将来開始する」
ポンド:
ジョンソン保守党の選挙スローガン「ブレグジット終わらせ、財政拡大始める」
カーニーBOE(イングランド銀行)総裁「ブレグジットの不確実性が英投資に打撃」
豪ドル:
RBA総裁「近い将来、政策金利が0.25%まで下落する可能性は低い」
7~9月期の民間設備投資は前期比▲0.2%
NZD:
NZの企業信頼感が改善
RBNZ(NZ準備銀行)「低金利政策は、短期的には金融の安定化をもたらす」
その他:
トンカツ、日本人の6割が「端から食べる」。全国調査で判明 右端派は36%
豪の大規模森林火災で、野生のコアラが絶滅危機
A.シュワルツェネッガー「ターミネーターを引退」