本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは109.84

下値メドは109.15

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

空気読まない米議会で、
ドル/円の上げが中途半端に

 28日(木曜)のドル/円は、東京市場のオープンから買われて109.56円まで上昇。前日に発表された米指標が予想より良かったからで、米中貿易協議に進展があったわけでありません。両国の関係は逆に悪化しそうな雰囲気。トランプ米大統領が「香港人権法案」に署名して正式な米国の法律として成立させたことに中国は強く反発しています。せっかくリスクオンが盛り上がってきたところに水を差してしまって、ドル/円も失速。ただ投資家は相変わらず合意成立に楽観的で、下げも限定的でした。

 米中貿易交渉がいよいよ大詰めというこのタイミングで、なぜトランプ大統領は署名したのか? 空気を読めない(読まない)のか、それとも、貿易合意よりも対中強硬姿勢のほうが選挙受けするという判断になったのか。あるいは、貿易交渉が進まないことに苛立ったトランプ大統領がプレッシャーをかけたのかもしれません。

 この日は感謝祭のため米国市場は休場。その後のドル/円は109円前半から半ばの狭いレンジが続きました。米中関係悪化で豪ドル/円も一時急落しました。ドル/円と豪ドル/円の「今日の注目通貨」をご覧ください。

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28日のドル/円のNY市場終値は109.52円

 27日の終値に比べ0.03円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

今日の格言:

トレーディングは単純であるが、決して たやすくはないということを彼らは認識していない。- タートル流投資の魔術​

各国・各通貨トピックス

ドル:
    トランプ大統領が「香港人権法案」に署名。中国は報復を示唆
    ベージュブック「米経済活動は緩やかなペースで拡大」
    FRB(米連邦準備制度理事会)の政策方針が明確だったら、株価は「今より12%上昇していた」
    バイデン前副大統領、序盤州サウスカロライナでリード

ユーロ:
    ECB(欧州中央銀行)「低金利は経済を支援しているが、リスクも増している」
    フランスのPMI(購買担当者景気指数)が上向く。一方、スペイン、イタリアなどの周辺国は悪化
    ドラギ総裁、最後の会合で理事会の結束訴えていた

ポンド:
    YouGov調査「選挙が今日なら保守党が359議席獲得して大勝利」
    マーケット参加者の多くが、総選挙後のポンド高を期待

豪ドル:
    RBA(豪準備銀行)総裁「政策金利0.25%が実質的な政策金利の下限」

NZD:
    RBNZ(NZ準備銀行)「長期間の低金利は、金融システムの脆弱性を増大させる」

南アランド: 
    南ア政府が南ア準備銀行の「国有化」を検討。中央銀行の独立性に問題

その他:
    英人気バンド「コールドプレイ」、環境配慮でツアー中止
    バングラデシュで100人近い海賊が投降「もっと平穏な生活送りたい」
    アルバニア地震、過去40年で最大の揺れを記録