日本株は引き続き「買い場」と判断

 毎日のレポートでお伝えしている通り、私は今、日本株は「買い場」と考えています。3つ理由があります。

 【1】    日本株が配当利回りや買収価値から割安と判断していること
 【2】    第4次産業革命が世界的に進むタイミングに入っていること

 来年4月ころから、5G(第5世代移動体通信)や半導体の投資が世界的に盛り上がり、世界景気が回復に向かうと予想しています。米中の対立が一時的に緩和すれば景況が大きく改善すると考えています。仮に米中対立が緩和しなくても、第4次産業革命の流れは止められないので、少なくとも5Gや半導体の投資は盛り上がると予想しています。

 【3】    資源安メリットが継続

 2015年に、原油をはじめ天然ガス・石炭・銅・鉄鉱石などの天然資源が軒並み急落しました。当初、資源安ショックで世界的に景気が悪化しましたが、その後、資源安メリットが世界景気を押し上げる展開が続いています。資源安が世界の消費を押し上げる効果は低下しつつありますが、それでも景気を下支えする役割は続いていると考えています。