本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.51円
↓下値メドは107.95円
今朝の天気マークは「晴れ」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
合意するの、しないの、どっち?
15日(金曜日)のドル/円は、1週間ぶりに反発しました。東京時間朝の108.34円が安値で、NY時間までかけて108.86円に上げ、109円に再接近。
クドロー米国家経済会議委員長とロス米商務長官が相次いで、中国との貿易協議合意に楽観的な見通しを述べたことがマーケットをリスクオンに戻し、NYダウ平均株価は史上最高値を更新しました。ドル/円も上昇したのですが109円台に乗せることはできず、終値は108.79円。
協議の焦点は、米国が要求する(中国の消費量を上回る)規模の農産物の購入を中国がコミットするかどうか。しかし、それ以上に重要なポイントは、対中関税の撤廃です。合意に伴い関税が撤廃されるならば米経済にとってはポジティブ。しかし据え置きならば失望感の方が強くなるでしょう。
今回の交渉では知的財産権などには踏み込んでいないといわれています。第一段階がこれだけ難航するなら第二段階合意までにはどれだけ時間がかかるのでしょうか。そう考えると、たとえリスクオンになっても長続きしないかもしれません。
ドル/円は、今週も米中貿易協議のニュースで動くことになりそうですが、109.50円から110円手前にかけては売りが厚そう。一方、下方向は108円前半に買い。上下のポイントについては「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
15日のドル/円のNY市場終値は108.79円
14日の終値に比べ0.37円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。
今日の格言:
「少し下がったところで買う」とか、「割安なタイミングで買いたい」とか考えるのは、そもそも発想として間違っている – cis
各国・各通貨トピックス
ドル:
パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長「現時点でマイナス金利は適切ではない」
ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁「今年3回目の利下げは支持していない」
クラリダFRB副議長「経済指標がすぐに改善しなくとも、しばらく様子見続ける」
FRBの政策、後手後手に回っているとの批判
「トランプ大統領が再選する」が過半数占める= CNN世論調査
NY株式市場:
先週のダウ平均+1.17%で4週続伸、S&P+0.89%で6週続伸、ナスダック+0.77%で7週続伸
年初来ではダウ平均+20.05%、S&P500+24.48%、ナスダック+28.72%
ユーロ:
ドイツ経済、リセッション入り回避。第2四半期GDP(国内総生産)が予想上回る
フランス、ドイツよりも先に景気回復の兆し。マクロン大統領の経済政策が効果
スウェーデン中銀、来月利上げへ
ポンド:
英国はすでに景気後退入りの可能性
スコットランドで独立派が大規模デモ
サンダースMPC委員「離脱延長は不透明感を強め、利下げ確率はさらに高まる」
豪ドル:
RBA(豪準備銀行)、インフレ見通しを1.75%に下方修正
NZD:
RBNZ(NZ準備銀行)、来年 2月の利下げは「ライブ」
その他:
ウクライナ大統領の記者会見が12時間超え。世界記録を更新
80年以上前に絶滅したはずのタスマニアン・タイガー、豪で目撃情報
中国で致死性の肺ベスト発生