本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.60円
↓下値メドは108.50円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
今日は材料多い。期待!
トルコリラには、良いニュースが二つあります。
まず経済面では、10月CPI(消費者物価指数)が前年比+8.55%と、約3年ぶりの水準まで下がったこと。インフレ率の安定でトルコ中銀(CBRT)はさらに利下げ余地ができるため、トルコ経済にとっては良いことです。
もう一つは政治で、トルコのエルドアン大統領は米国を訪問し、今日(13日)トランプ米大統領とホワイトハウスで会談します。
米国とトルコは、中東でのトルコの軍事行動を巡り関係が悪化しています。10月に米軍部隊がシリア北部域から撤収したことに乗じてトルコ軍がクルド人排除を目的に同地域に軍事進攻したことをトランプ大統領は激しく非難しています。しかし軍事バランスを考えずに米軍撤退を決定したのはトランプ大統領。米国内からも「クルド人を見捨てるのか」と批判を浴びている状況です。
今週の会談が両国の関係修復につながることになれば、トルコリラの上値を抑える大きな政治懸念材料が除去されるでしょう。もっとも、完全和解の道は険しそうで、トランプ大統領が新たな経済制裁をちらつかせる事態になったら、トルコリラは逆に下落ということになるので注意が必要。
トランプ大統領は昨日NYで講演したのですが、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策について「利上げ早すぎ、利下げ遅すぎ」などと、相変わらず批判を繰り返しています。今夜はパウエルFRB議長がスピーチします。米国の利下げは「終わった」という見解が強化されるのか、それとも将来の利下げに含みをもたせるのか。マーケットの中では、調整としての利下げは終了という結論にほぼなっています。
また今日はRBNZ(NZ準備銀行)の政策金利の発表があります。昨日時点で、RBNZはインフレ期待が低下しているという報告をだしているので、本日の利下げはほぼ確定的といえます。ただ、マーケットは、すでに織り込み済みで、売り準備というよりはむしろ材料出尽くしの買いを狙っている模様。
毎ヨミ!FXトップニュース
12日のドル/円のNY市場の終値は109.02円
11日の終値に比べ0.02円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
3人で秘密を守ることは可能だ。もし、そのうち2人が死んでいれば
各国・各通貨トピックス
ドル:
トランプ大統領「米中貿易協議の第一段階合意内容は、全体の60%をカバー」
イラン外相が警告、米国が軍事攻撃すれば「全面戦争」に
米中貿易戦争でベトナムなどが漁夫の利
NY原油先物:
イランで大規模油田発見。イランの埋蔵量が世界3位に
ユーロ:
スペイン総選挙で極右政党が第3党に躍進。与党は過半数届かず
フランス中銀総裁「経済回復には、不透明感の払しょくが最重要事項」
豪ドル:
RBA、来年半ばまでにさらに2回利下げの可能性
トルコリラ:
インフレ率下落でエルドアン大統領の利下げ要求一段と高まる
南アランド:
南ア政府による国営電力会社エスコム救済案に失望。「具体的な対策に欠ける」
カナダドル:
カナダ銀行、来年4月に25bp利下げか。利下げ前倒しも
その他:
世界一のマヨラーはロシア人。国民1人の年間消費量が5.1キロ
ドイツ銀行、中国共産党の幹部に高額金品などの賄賂を送っていた