本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.27円
↓下値メドは107.75円
今朝の天気マークは「晴れ」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
米利下げ終了、
今週は「米中貿易交渉」で動くか
週明けマーケットのドル/円は上昇。108.19円からスタートして徐々に値を上げNY時間午後には108.65円をつけました。米10月雇用統計は強く米再利下げリスクはしばらく気にしなくていい。あとは米中通商交渉次第。そんなところに、米中貿易協議の第一段階「合意間近」いうニュースが入ってきてマーケットのリスクオンが強化。ダウ平均株価は、取引時間中の史上最高値を約3カ月半ぶりに更新しています。
ただドル/円反応は限定的。108円台を抜け出ることはできていません。強い雇用統計をもってしてもドル/円の水準を先週後半109円台に戻せずにいます。
BLS(米労働省労働統計局)が先週発表した10月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が+12.8万人で事前予想の+8.9万人を大きく上回る結果となりました。さらに9月の雇用者も+13.6万人から+18.0万人に増加。過去分の上方修正は2カ月連続です。
10月の米雇用市場には強い逆風が吹いていました。米労働省によると、大手米自動車メーカーGMのストライキにより就業不能となった10月非農業部門雇用者数は4万1,000人。さらに政府機関の一時雇用満了に伴い2万人が離職しています。それにもかかわらず10万人を超える雇用者増を記録したのは、現在の米雇用市場がいかに強いかを示しています。
失業率は3.5%から3.6%にわずかに上昇しましたが、半世紀ぶりの低水準を維持しています。労働参加率は63.2%から63.3%へ上昇。失業率の上昇は、就職人口が増えたことが理由といえるので、労働市場全体にとってはむしろ好ましいことです。
前回伸び悩んだ平均労働賃金は、前月比(+0.2%)、前年比(+3.0%)に持ち直しました。前月比は事前予想(+0.3%)に届きませんでした。
雇用統計強さは、10月を最後に「利下げ休止」入りしたFRB(米連邦準備制度理事会)にとっての拠り所となるでしょう。少なくとも労働市場に関しては、利下げ再開の必要はありません。 とはいえ、雇用者増加が今後もこのペースを保てるかは疑問です。米労働市場の拡大ペースは持続不能で、近い将来調整が入ると見る一部のエコノミストも一部にいます。それが雇用者払底によるものなのか、それとも就職口払底によるものなのかによって問題の方向が大きく違ってきます。
毎ヨミ!FXトップニュース
4日のドル/円のNY市場終値は108.57円
3日の終値に比べ0.42円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。
今日の格言:
過去を思いだせぬ者は、過去を繰り返す運命にある
各国・各通貨トピックス
ドル:
来年11月3日米大統領選まで1年きる
ロス米商務長官は、中国との月内の「第1段階」の貿易合意に楽観的
中国「トランプ大統領の直感的な行動が貿易交渉の妨げに」
トランプ大統領の弾劾調査、審問公開へ。米下院が決議案を232対196で可決
米中首脳会談、11月17日に予定
10月製造業ISM 48.3、予想下回る。自動車部門が減速
NY株式市場:
先週のダウ平均は2週続伸+1.44%、S&P+1.47%、ナスダック+1.74%
NY原油先物:
OPEC(石油輸出国機構)、12月会合で減産を計画
OPEC第2の産油国イラクのデモ拡大で首相が辞任意向。早期に選挙実施へ
ユーロ:
イタリアの来年度の成長見通し、大幅下方修正のおそれ
ユーロ圏のインフレ低迷。2%目標達成は今後数年間難しい
中国人民元:
中国政府、高インフレと低経済成長のジレンマ。景気刺激策手詰まり
中国人民銀行、中央銀行として世界初のデジタル通貨発行か
南アランド:
格付け会社ムーディーズ、南アの格付け「BAA3」を据え置き。見通しは「ネガティブ」
格付け会社S&P「南アの経済成長の弱さは南ア格下げの圧力に」
その他:
NYでフォアグラ禁止へ
牛乳、ヨーグルトなど、乳製品の摂りすぎで、がんリスクが増加
アマゾンの森林が「地球上の酸素の20%を生産している」という説は誤り