本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.59円
↓下値メドは106.71円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
11月になったとたん、
急にドル売り強まりそうな雰囲気
先月末31日(木曜)の海外市場でドル/円が下落、107円台まで円高が進みました。FOMC(米連邦公開市場委員会)は利下げ「当面休止」のシグナルを出していたのに、なぜドルが売られたのか。
「当面休止」といっても「完全終了」したわけではなく、米中貿易摩擦のエスカレートや米経済の悪化によっては、再利下げもありえます。そんなとき、タイミングよく(?)「中国はトランプ大統領と長期的な交渉を続けることに疑問」というニュースが流れて、ドル/円は一気に下落。
米中貿易交渉の第1段階は今月中に合意予定です。しかし中国の構造改革を含む第2段階について中国は消極的。米中貿易交渉は英EU(欧州連合)離脱交渉のように果てしなく続くおそれがでてきたわけで、トランプ大統領の突発的な制裁関税発動もこれからも十分ありえることになります。中国は、トランプ大統領は直感的な行動が多すぎて落ち着いて交渉できない、と文句を言っています。
貿易摩擦も問題ですが、昨日発表された米指標は冴えない結果となりました。そして今夜は米10月雇用統計の発表があります。非農業部門雇用者の予想は+8.5万人と10万人に届かない予想。また、最近相場を動かしている注目の製造業ISMも悪化するリスクが高くなっています。米雇用統計の詳しい解説については、「米雇用市場の最盛期、終わった?雇用が減り失業率が上昇、しかも賃金は増えない」をご覧ください。
米経済の見通しに強気なパウエルFRB(米連邦公開市場委員会)議長ですが、経済指標の結果が伴わなければ12月追加利下げの可能性もでてきます。
昨日の為替Walkerでふれましたが、少なくとも「米利上げ」のサインは見渡す限りどこにもないということが、利下げ当面休止になってもドルに強気になれない理由です。
毎ヨミ!FXトップニュース
31日のドル/円のNY市場終値は108.01円
30日の終値に比べ0.84円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
成功とは、失敗から失敗へと情熱を失わずに進む能力のことだ – ウインストン・チャーチル
各国・各通貨トピックス
ドル:
クルド人「トランプ大統領は我々を裏切った」米軍シリア撤退で
米連邦地裁、大統領の弾劾調査は「適法」。黒塗り報告書の情報開示を命令
ペンス米副大統領「中国が日本を軍事的に挑発している」
NY原油先物:
OPEC(石油輸出国機構)、12月会合で減産を計画
ロシア・エネルギー相「OPEC+の減産について話すのは時期尚早」
円:
日銀、追加緩和を見送り
ユーロ:
フランス中銀総裁「ブレグジットの影響で欧州は緩和政策が必要になる」
メルケル首相の後継者CDU党首のAKK氏、リーダーシップに問題か
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NZD:
格付け会社S&P、NZの格付け見通しをポジティブから引き下げる可能性
南アランド:
国営電力会社エスコムを2020年3月までに分割
エスコムの新CEO、来週発表
その他:
インド首相が全国民へのトイレ普及を宣言
ローマ法王庁が電子ロザリオを発売
ドイツ銀行、中国高官の子息を「縁故」採用 = 米紙、独紙の調査
北朝鮮に「混浴露天風呂」ブーム来るかも