低金利が続く中、投資に注目する人が増えている昨今。政府も投資に関する優遇制度を用意することで、人々の資産形成を後押ししています。そんな優遇制度のひとつにあげられるのが「NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)」です。 投資をしていない人でも名前は聞いたことがある有名な制度ですが、じつは陥りやすい落とし穴もあります。ここではNISAがどのようなものなのか、利用するときに知っておきたい注意点とあわせて見てみましょう。

NISAとは

 通常、株式を購入して配当金を受け取ったり、売買による譲渡益を手にしたりした場合は税金がかかります。NISAは、こうした株式投資や投資信託で得た利益にかかる税金を、年間投資額120万円の分、非課税にできるという制度です。

 株式の売買や配当で得た利益にかかる税率は、2019年現在、所得税が15%、住民税が5%、復興特別所得税が所得税額の2.1%で、合計20.315%です。つまり、投資によって年間30万円の利益をあげた場合、通常は30万円×0.20315=6万945円の税金がかかることになりますが、NISAを利用すればこれが免除されるのです。

 このように、NISAは非常にメリットの大きい制度です。20歳以上の日本国内に住んでいる人であれば、専用のNISA口座を開設することで誰でも利用することができます。なお、20歳未満の人が利用できる制度として、非課税枠80万円までのジュニアNISAがあります。