本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは109.20

下値メドは108.29

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

利下げよりも豪ドル安

 豪の政策金利は現在1.00%。もはや高金利通貨とは呼べなくなった豪ドルですが、RBA(豪準備銀行)は、さらに緩和政策をやる気満々です。RBAの政策目標の柱はインフレ率上昇と雇用拡大ですが、その目標達成には「必要ならば一段の金融緩和を行う用意がある」。RBA議事録でも確認されています。

 来月11月にも今年3度目となる利下げ観測が浮上していますが、一方で、緩和効果が以前に比べて薄まっていることも事実。そのぶんRBAが「豪ドル安」にかける期待は大きくなっています。今後は、豪ドルの上昇を抑えるように圧力をかけてくることも考えられます。

 豪ドルはさらに下落するのでしょうか? 上下の注目レベルについては、今日の注目通貨をご覧ください。

 16日(水曜)のドル/円の高値は108.86円。106.50円から短期間で駆け上がり、109円手前まできたところで少し息切れ。109円台をトライしない理由はないけれど、記念撮影だけして急落というリスクも考えておく必要。円の動きはポンド/円が主導しているので、ブレグジットの行方に注意したい。

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16日のドル/円のNY市場終値は108.76円

 15日の終値に比べ0.09円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

今日の格言:

強く激しい言葉は、その人の主張の根拠の弱さを示す - ヴィクトル・ユーゴー
= Strong and bitter words indicate a weak cause.​​

各国・各通貨トピックス

ドル:
    ムニューシン財務長官「トルコがシリア侵攻続けるなら追加関税も」
    カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁「10月の利下げを支持するだろう」
    ローゼングレン米ボストン連銀総裁「追加緩和を想定せず」
    メスター・クリーブランド連銀総裁「金利据え置きが望ましい」
    ジョージ・カンザスシティ連銀総裁「データが弱ければ政策の調整が必要」

円:
    早川元日銀理事「マイナス金利深掘りは論外。為替が安定しているのに必要ない」
    ソフトバンク、ウィーワークに約5,400億円支援へ

ユーロ:
    ドイツの銀行、10万ユーロ以上の預金に▲0.5%のマイナス金利適用開始
    ドイツ「影の予算」が債務上限撤廃、公共投資による景気刺激を計画
    ノルウェーの石油事業投資、2019年は14.6%増加  

ポンド:
    英国とEU(欧州連合)の離脱合意、「今夜はなし」= BBC
    EUのバルニエ首席交渉官、ブレグジットは「今週合意の可能性」
    月内ブレグジット合意の可能性は30%以下
    ブレグジットで世界のサプライチェーンが英国を除外

豪ドル:
    RBA、「非伝統的金融政策」導入の必要性、一段と高まる

その他:
 
 東京五輪マラソン、札幌で開催か
    台湾総統が日本語で台風19号のお見舞いメッセージ
    ヴァン・ヘイレン、がんを告白。メタルピックが原因?
    砂糖入り飲料で、がんのリスク増大 = 英医学誌

主要指標終値

出所:楽天証券が作成