本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは106.93円
↓下値メドは104.99円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
今週はまだまだイベント満載!
マーケットのメインテーマは「貿易戦争」。トランプ米大統領は9月1日、予定通り中国製品約1,100億ドル(約11兆6,900億円)分に対して追加関税を発動しました。これを不当とした中国は米国をWTO(世界貿易機関)に提訴。米中貿易協議の再開も危ぶまれる状況です。
もう1つの大きなテーマである米国の金融政策に関しては、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長やブラード・セントルイス連銀総裁などの発言に注目。FRBは今月25bp利下げするのか、それとも50bpなのか、あるいは見送るのか。FOMC(米連邦公開市場委員会)が再来週に迫るなかでマーケットの注目を集めています。
RBA(豪準備銀行)はこの日(3日)、予想通り政策金利を1.00%に据え置きました。決定は予想通り。RBA声明は追加利下げの可能性を強める弱気な内容でしたが、すでに来月の利下げは織り込まれているので、材料出尽くしとして豪ドル/円は71円台後半まで反発しました。本日は豪第2四半期GDP(国内総生産)の発表。
本日(9月4日)NY時間にはカナダ銀行の政策金利発表があります。カナダは第2四半期GDPが予想上回る強さだったこともあり、今回は利下げ見送りの模様。他の中央銀行もそうですが、カナダ銀行はFRBの出方を見てから利下げを決めることになるでしょう。ただしカナダ銀行の声明文は弱気色が強まることが予想され、カナダドルは一段安の可能性もあります。
欧州では、イタリアのコンテ首相が今夜、新内閣のメンバーを発表。ユーロにとってプラスの話題となりそう。ただ来週にECB(欧州中央銀行)会合を控えるので動きにくい状況。
英国の議会は昨日(9月3日)から再開。議員の離党でジョンソン保守党が過半数割れとなる波乱の展開。ブレグジット反対派議員は、「合意なき離脱」を阻止する法案を成立させようと躍起になっています。この試みが失敗した場合、ジョンソン首相に対する不信任投票、解散総選挙のリスクがぐんと高まることになります。ポンド/ドルは1.1958ドルまで下落。2015年来の安値を更新しました。過去最安値は1.0545ドル。
9月のドル/円、ユーロ/ドル、そしてユーロ/円の上下のメドは?「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
3日 ドル/円のNY市場の終値は105.92円
2日の終値に比べ0.28円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
蒔かぬ種は生えない
=You must sow before you can reap.
各国・各通貨トピックス
ドル:
最大級のハリケーン「ドリアン」がフロリダに接近中。住民に避難指示
トランプ米大統領「米国は非常に強いドルと非常に弱いFRBが存在する」
ダドリー前NY連銀総裁「FRBは政治家の非難に対して受け身であってはならない」
ポンド:
ジョンソン英首相、10月中の解散総選挙を模索。労働党は反対
10月末までにEU(欧州連合)離脱できなければ ジョンソン首相は辞任か
ブレグジットの混乱で、英国が食糧不足になる可能性
中国人民元:
香港デモ13週目
豪ドル:
RBA(豪準備銀行)、政策金利を1.00%に据え置き。RBA声明「インフレ圧力は依然として弱い」
RBA声明「必要であれば一段の金融緩和を行う」
RBA声明「豪ドルは最近では最も低い水準」
カナダドル:
9月利下げ見送りか。第2四半期GDPが予想上回る
その他:
ロンドン、地下鉄の排熱を家庭の暖房に利用
カルフォルニアのワイン産地で大麻栽培が急拡大
サンテグジュペリの「星の王子さま」の初期スケッチ、スイスで発見
主要指標 終値