本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは106.64円
↓下値メドは104.95円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
晴れたと思ったら、また雨降りのドル/円
ドル/円は26日(月曜)のマーケットで104円台から106.41円まで大きく上昇したのですが、早くも失速。朝の106.16円が高値で欧州時間には105.60円まで下落しました。その後回復する場面もあったのですが、106円台にとどまることはできず、終値は105.75円。
米中貿易摩擦は、実際のところ何も好転していないわけで、事態が打開できるのかどうか予断を許さない状況。株式市場急落の危険がまだ十分に残っているとマーケットは考えています。セーフヘブンとしての円の需要(円高)が減らないのは、それが理由でしょう。ドル/円は107円台手前がすでに重く、106円台半ばからは売りが並んでいるようです。
ドル下落というユーロにとっては上昇するチャンスがあったにもかかわらず、結果を出せなかったのは、欧州経済、なかでもドイツ経済の先行きに大きな不安があるせい。この日のユーロ/円の高値は117.83円で、高値が118円以下だったのは、なんと2017年4月以来2年4カ月ぶりのこと。
貿易戦争やマクロ経済とは全く別の事情で動いているのがポンドで、この日もポンド/円はしっかりと高値は130.37円。
英国のEU(欧州連合)離脱に関して最大の案件であるアイルランドのバックストップ問題。EU側がぎりぎりになって譲歩するとの見方もありますが、これは淡い期待。むしろ英議会の野党が合意なき離脱を阻止するために協調行動すると宣言したことがマーケットに好感されてポンドが買われました。
一方、豪ドル/円は上値が重い。この日の高値は71.94円で高値が72円に届かなかったのは11営業日ぶり。デベルRBA(豪準備銀行)副総裁が、豪ドル安を歓迎するコメントをしたことが豪ドル売りを強めました。
今週のユーロ/円、ポンド/円の上下のメドは「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
27日ドル/円のNY市場の終値は105.75円
26日の終値に比べ0.33円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
シンプルさは究極の洗練である-レオナルド・ダ・ヴィンチ
=Simplicity is the ultimate sophistication.
各国・各通貨トピックス
ドル:
トランプ大統領「自分には米企業に中国からの撤退を命じる権限がある」、「貿易協議次第で米国企業は中国に留まる」
パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長「国際貿易問題を決着させる力は金融政策にはない」
ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁「これ以上の緩和を予想しない」
ブラード・セントルイス連銀総裁「逆イールドを避けるためにも利下げすべき」
円:
トランプ大統領、日本車へ高関税を排除せず。「やろうと思えば後からできる」
ユーロ:
トランプ大統領「EUとの貿易協定、合意に近づいている」、「フランス産ワインへの関税は、デジタル課税の協議次第」
ドイツの8月PMI製造業の期待指数、過去一番の弱さ
独IFOエコノミスト「最新の指標結果には貿易戦争の進行は反映されていない」
その他:
テイラー・スウィフト、トランプ大統領を「独裁政治」と非難
雨水の90%にプラスチックが混入 = 米研究チーム
スーダン前大統領、サウジ王族から96億円受領も「何に使ったか思い出せない」
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