本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは109.37

下値メドは103.63

今朝の天気マークは「晴れ」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

問題先送り…​

 13日(火曜)のNY市場で、ドル/円は急上昇。欧州時間までは上値の重い展開で、12日の安値にほぼ並ぶ105.07円まで下げ、104円台も時間の問題かと思われていました。

 ところがNY時間になって、USTR(米通商代表部)が9月に予定している第4弾の制裁関税の発動を12月まで遅らせることを発表したため、ドル/円に買戻しが殺到して一時106.98円まで急上昇。ダウ平均株価は520ドルを超える上げとなり米長期金利が上昇する一方で、セーブヘブン(安全資産)といわれる金価格は急落しました。

 制裁関税発動の延期は、被害を受けるIT関連などの企業がロビー活動をした成果ともいえますが、トランプ米大統領も夏休みをゆっくり過ごしたいので、いったん休戦することに決めたのではないでしょうか。なので、問題が解決したわけではありません。米中両国は2週間後に協議を再開することで合意しましたが、次回は直接ではなく電話会談という距離間から、大きな進展は期待できなさそうです。

 9月に貿易戦争がまた始まるとすれば、ドル売りの必要がある企業は、今のうちに売っておこうという考えになるでしょう。この反発が先につながるかどうかは、107円台に乗せてステイするかどうかを確認する必要があります。下サイドで意識するレベルは今週のピボットである106円ちょうど。ドル/円の上下のメドは「今日の注目通貨」をご覧ください。

毎ヨミ!FXトップニュース(8月13日)

13日ドル/円のNY市場の終値は106.74円

 12日の終値に比べ1.46円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。

今日の格言:

あなたの志を小さくする人々とは距離を置きなさい。本当に偉大な人間は、あなた自身も偉大になれると思わせてくれるものだ - マーク・トウェイン

各国・各通貨トピックス

ドル:
    貿易戦争のエスカレートが、米景気後退を引き起こすおそれ
    FRB(米連邦準備制度理事会)は9月、12月、来年3月に利下げか
    ミシシッピ州で不法移民680人を一斉摘発、記録的な規模

豪ドル:
    ロウRBA(豪準備銀行)総裁「金利をゼロに限りなく近い水準に下げる必要がある」
    RBA四半期金融政策報告「必要ならば政策を緩和する用意」

トルコリラ:
    トルコ中銀が幹部9名を突然更迭。
    トルコ中銀、年末までに5%以上の利下げを計画

ユーロ:
    ECB(欧州中央銀行)は9月会合で20bp利下げか
    イタリアの連立与党「五つ星運動」と「同盟」が対立。総選挙の可能性

その他:
    映画「ホム・アローン」がリメイク
    地球から31光年先に生命存在可能な星を発見
    アラン・ドロン氏が脳卒中、容体は安定

主要指標終値

出所:楽天証券が作成