貯まるしくみその1:先取り貯蓄をする
お金が貯まらない人はやりくりをして余った分を貯めようと考えます。よほど意志が強くないと、結局だらだらと使ってしまい、お金は残りません。一方でお金が貯まる人は、お金が入った後、先に貯める分を取り分け、残りを使います。
このしくみを先取り貯蓄と言います。
× お金が貯まらない人の方程式 収入―支出→貯蓄 余ったら貯蓄
〇 お金が貯まる人の方程式 収入-貯蓄→支出 先取り貯蓄
先取り貯蓄では、毎月の収入の中から先に貯蓄し、残りのお金で生活します。このとき貯蓄と生活資金が同じ口座にあると、生活資金が赤字になったときに貯蓄部分を切り崩してしまう可能性があります。貯蓄用のお金を別の場所に移しておけば、生活資金の口座は使い切ってもよいということになります。そして、生活資金口座の残高が少なくなったときには、意志の力とは関係なく、自然と財布の紐が締まっていくはずです。
また、貯蓄を別の場所に取り分ける際は自動的に資金移動される制度やサービスを利用しましょう。資金を手動で移動させるには意志の力が必要になります。給与天引きや自動振り込みなどで、自動的に先取りされるしくみを作ることが成功の秘訣です。