本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは108.75

下値メドは104.06

今朝の天気マークは「晴れ」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

中国はやっぱり したたか?

 制裁関税を巡って米中の緊張がマックス高まるなか、6日(火曜日)のマーケットは、中国人民元に注目が集まっていました。

 人民元はリーマンショック以来の水準となる1ドル=7.00以上まで元安が進んだのですが、これに対して米財務省が、中国を「(意図的に自国通貨安に誘導する)為替操作国」と断定。

 この日の東京時間午前に発表される人民元の公示レート(基準値)は、さらに元安になるのか(前日は7.0850元)、マーケットは固唾をのんで見守っていたのですが、発表レートは前日よりも「元高」の6.9683元。通貨安戦争で米中の衝突がとりあえず回避されたとマーケットは安心して、ドル/円も反発しました。

 中国が公示レートを元高方向に調整したのは、米国の圧力に屈したからだといわれています。しかし本当はどうでしょうか。中国人民銀行は、元高にも元安にも簡単に相場をコントロールできる力があるところを見せつけた、と考えられます。そのつもりになれば(トランプ米大統領が何と言おうが)いつでも元安に誘導して貿易戦争を戦うつもりだけが、まだ余裕あるからそうしないだけというメッセージを伝えているのかもしれません。

 ドル/円は、為替操作国のニュースで105.52円まで急落したあと、人民元の公示レート発表後に107.08円まで急反発。しかし上値の重さは変わらずで、海外市場では106.24円まで押し戻されて、終値は106.45円でした。

 豪ドル/円、ポンド/円、そしてトルコリラ/円の、今週の上下のレベルは、今日の注目通貨をご覧ください。

毎ヨミ!FXトップニュース(8月6日)

6日ドル/円のNY市場の終値は106.45円

 5日の終値に比べ0.46円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。

今日の格言:

幸福とは、あなたが考えることと、あなたが言うことと、あなたがすることの調和が取れている状態のことだ  - ガンジー
= Happiness is when what you think, what you say, and what you do are in harmony.

各国・各通貨トピックス

ドル:
    米財務省が中国を「為替操作国」に指定
    次はベトナム戦争? 次の貿易交渉の標的に
    トランプ大統領:「(米国と戦えば)アフガンは10日で地上から消える」
    バーニーズ・ニューヨークが破産

中国人民元:
    人民元、1ドル=7.20元まで元安進むリスクも

豪ドル:
    RBA(豪準備銀行)、政策金利を据え置き
    RBA声明「金利は長期間低水準にとどまる見込み」、「労働市場の動向を注意深く監視」

トルコリラ:
    トルコ中銀、9月に再利下げか。利下げ幅は250bp
    トルコ財務相「9月に新たな経済プログラムを公表する」

その他:
    3Dバイオプリンターを使用して心臓の一部分をつくり出すことに成功
    日本のホワイト国リスト除外で韓国がキムチの輸出制限を検討か
    日韓「貿易戦争」、韓国の損失は日本の270倍との見方

主要指標終値

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