ポイント2 上昇相場で他の指数を大きく上回った90年代

 ポイント1で比較した4指数の年代別リターンを見たのが図3になります。株式市場の動向としては、1980年代、1990年代は好調に推移し、2000年代は調整、2010年代は再び上昇相場でした。ナスダック100指数の動向を見ると、1990年代のIT相場や足元の2010年代のリターンが良く、1980年代や2000年代は逆に劣勢だったことがわかります。

 指数計測以来、高いリターンを残してきましたが、常に強かったわけではなく、相場によって特徴が出ていることがわかります。

図3:米国主要株価指数の年代別リターン(期間:1985年2月末~2019年6月末)

(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成
上記は過去のデータであり、将来の投資成果を示唆あるいは保証するものではありません。また、特定銘柄の売買などの推奨、価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。また、ファンドの運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。