気になるあの本をチェック!
就職四季報女子版(2020年版)
答えてくれた人
東洋経済新報社 就職四季報編集部 編集長 小村圭さん
就職四季報編集部ってどんなところ?
『就職四季報』総合版、女子版、優良中堅版、企業研究・インターンシップ版を制作している編集部をご紹介します。本誌の編集、制作が本格化する時期になると、就職活動前後の学生スタッフを中心に運営・進行します。各業界担当の記者が記事を執筆し、回答された調査票を編集するスタッフなど大所帯となり、にぎやかになります。
どんな人におススメ?
女性の就職活動学生におススメ。また、転職活動中の女性もぜひ読んでいただきたい情報が満載です。
1ページに1社または2社とコンパクトにまとめています。就職活動する際に気になる「採用人数」や「離職率」といった項目だけでなく、「育児休職」や「女性役職者数」など働きやすい環境か? といった項目まで多岐にわたり掲載しています。
この本の、ここが読みどころ!
弊社の調査票に協力・回答した企業を掲載しています。1ページに2社あるケースでは、上段から、エントリー・選考情報⇒採用・配属情報⇒従業員数・給与・産休・育休という構成にしています。読者が下段に読み進めるにつれて、5年後・10年後に、どう働いているのか想像しやすい構成です。
文字が小さいデータブックですが、逆を言うと、多くの情報をコンパクトにまとめており、気になる情報は必ずあるはずです。漫然と眺めるのではなく、気になっていることを中心に読み進めると、会社の特徴が浮かび上がってきます。
回答した項目数に応じた開示率を★で表示しています。特に開示率が高い企業は、巻頭の会社比較で特集しています。開示率は、その会社の情報公開の姿勢が一目でわかります。投資家にとっても情報開示が良し悪しを判断する材料になるのではないでしょうか。
回答がない項目は「NA」と記載し、「回答しない」という回答を読者に届けています。
編集者の制作秘話
調査の回答は義務ではありませんが、約90%の企業から回答があります。質問項目は多岐に渡り、取材も1回では終わることが少ないです。何回も取材するのは、回答企業にとっても負担がかかるものです。高品質なものを、少ない取材で終わらせるにはどうするか、考えながら進めています。
巻末では、フレックス制度、在宅勤務など特徴的な勤務制度を表で掲載しています。業界別にパッと見て、一目でわかるようにするためにどうしたら良いかということを、編集部で頭をひねって作ったものです。
調査票の編集には学生スタッフも担当します。当初は、たどたどしく電話をしていますが、編集後半には、スムーズにやりとりするほど、一気に成長していきます。頼もしく思えますし、成長する姿を見ることができ嬉しく感じます。
また表紙のイラストは学生から公募しています。応募されてくる作品はレベルが高いものが多く、審査委員会で長時間議論しても、なかなか決まらない。そんな嬉しい悲鳴があります。
本の中身をちょっとだけチェック!
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就職四季報(2020年版) 2018年11月30日頃発売/東洋経済新報社 2,050円(税込) |
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就職四季報 企業研究・インターンシップ版 2021年版 |
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