4%台の運用目標を達成するための運用商品の選び方

 前述では資産運用の活用で4%台の運用が達成できれば、1億円達成は楽になることをお伝えしました。

 しかし、今の低金利の時代に4%の運用なんかできるのか?と思われた方もいらっしゃるでしょう。当然、現状の低金利下では、円建ての預貯金等の金融商品にお金を預けても、なかなか殖やすことはできません。

 4%台の運用成果を目指すためには、リスクは伴いますが、預貯金より高いリターンが期待できる投資信託等の活用が必要です。

 例えば1億円を目指すためには毎月10万円を4%台で運用できれば達成できそうだという計算が立てられるとします。

 4%の運用目標を達成するために、あくまでも1例ですが、キーワードとしては「購入手数料無料」「信託報酬が安いインデックス型」の投資信託から国内株式型25%(2.5万円)、先進国株式型(日本除く)25%(2.5万円)、先進国債券型(日本除く)50%(5万円)と割り振って積立投資を開始するのもいいでしょう。

 過去の実績からであり将来の成果を約束するものではありませんが、このように分散投資をすることで20年以上の期間があれば4%の運用目標達成は決して難しくはありません。

「1億円」を目指す資産運用に、最近、注目の「つみたてNISA」「iDeCo」の活用も有効活用したい制度です。両制度とも運用で得た利益に税金がかからず、さらに「iDeCo」は60歳までの引き出し制限はありますが、掛金全額が所得控除対象となり節税しながら将来の余裕資金の準備ができます。

まとめ

 いかがでしたか?「1億円」目指したくなっていただけましたか?

 今回のお話しがサラリーマンにとっても「1億円」は決して無茶な目標ではなく計画をしっかり立てれば「意外と簡単そう」というイメージを持っていただけるきっかけになりましたら幸いです。

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(寺野裕子)

※この記事は2018年8月30日にマネラボサイトで公開されたものです。

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